すごかった。トリップした感じ。
宮崎駿の想像力に驚嘆した。
理屈抜きに今「ここにいること」が何なのか突き付けられた。
この世界にいるということは当たり前ではないということ。
止まり木のように、ただ私たちは束の間の間ここに留まっているだけなのかもしれない。
ちょっと俯瞰してこの世界を見た感じ。
ひとりひとりいろんな役割、運命を背負って、この世界への扉を開けた。
自分の手で。
「自分でとびこんだ世界」
「自分で引き受けた運命」
そのことがわかればきっと何の不満、不平もなくなる。
生き方も変わる。
当たり前だけど「どういう生き方をするか」で人生は変わる。
「君たちはどう生きるか」という問い。
その答えはあまりに深く、難しいものかもしれない。
でもこの目で見えている現実だけが、すべてではないんだ。
この世界の後ろには人間が知り得ない広大な何かが広がっている。
そう。「宇宙」と呼べるような。
そのことに気づけたら「生き方」はちょっと変わるんじゃないかな。
そのことに気づくヒントをこの作品はくれたんじゃないかな。
ただ日々をその時々で感じる感情に流されて、浅く無駄に過ごすには
人生はあまりに深く尊いということ。
でも普通に過ごしていたら見えないんだ。
だからこうやって監督は見せてくれた。
この作品を観て、未来へ向かおうと強く思った。
きっと「未来」はずっと続いていくから。
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