久々にBUMP OF CHICKENのアルバム「RAY」を聴いた。
めちゃくちゃよかった。
藤くんはやっぱり天才だね。そのソングライティングに圧倒されました。
おかげで心が回復しました。
最近のニュースの波。混乱と混沌。心がやられそうになる。
ほっとくと、どこかへ流されそうになる。
だから、こういう自分を取り戻す時間って大切。
BECKの歌詞を思い出した。
「I'm driving the night just to feel OK」みたいな歌詞。
「大丈夫って思うためだけに、夜、車を走らせる」
そうだよ。「大丈夫」って思うためだけに私は音楽を聴くよ。
このアルバムの「グッドラック」の歌詞が心に刺さった。
「魂の望むほうへ」
いい言葉。
どんな荒波のなかでも、羅針盤となってくれるのはきっと自分の魂の声。
どんな暗闇のなかでも灯かりになってくれるのは、きっと心の奥で響く声。
だから毎日、注意深く「魂の声」に耳を傾けないといけない。
そうしないと足元をとられる。
自分の「魂の声」がわかっていれば、きっと人は落ち着いて、安心のなか生きていける。
きっと道を誤らないで、生きていける。
音楽のくれる「調和と美しさ」に触れるとき、私は自分の魂に触れることができる。
自分の心のかたちに触って、自分を確かめることができる。
自分を見失うとき、人は間違った方向へ流されてしまう。
「魂の声」が聞こえなくなって、行先を見失って、船は転覆する。
怖いね。誰の船も嵐にのまれて転覆するかもしれないということ。
考えれば「生きる」って怖いことだよね。凄まじいことだよね。
でも「魂の望むほうへ」進むことができたならば、きっと灯台は見えてくる。
いつだって灯かりをみつけることができる。
音楽は私の灯台だよ。
本当に。
「君の生きる明日が好き。
そのときとなりにいなくても。
言ったでしょう。
言えるんだよ。いつも一人じゃなかった」
「グッドラック」の歌詞。
すごいよね。この歌詞。
「あなたと私」の関係をこんなにも明瞭に、簡潔に表す歌詞が他にあるだろうか・・
いっしょにいなくても、あなたを思う。心から。
となりにいなくても、あなたの生きる未来を愛する。
一人でも「独り」じゃない
いっしょにいなくても、となりにいなくても、あなたのすぐそばにいる。
心は少しも離れない。
考えれば、人と人っていっしょにいられる時間は僅か・・というか限られてるよね。
きっと長い目みるとき、「いっしょにいられる時間」より、「いっしょにいない時間」のほうが長い。
「いっしょにいる時間」よりきっと「いなくなってその人を思う時間」のほうが長い。
これは単に時間的に、っていうことじゃなくて感覚的に。
「いない」時間のほうが、きっと重くて長い。
出会いと別れはセット。
いっしょの時間は特別で宝物。
でも、いっしょじゃない時間も宝物。
そのことをこの曲は歌っているんだと思う。
いつだって「あなた」は大切だよって。いつまでも宝物だよって。
そう思える大切な出会いが人生を輝かせる。
私にもそういう出会いがいくつかあって、私という存在の基盤となってくれている。
「人は一人ではない」ってよく言うけど、本当にその通りで・・・
いろんな出会いが、私という存在をつくってくれている。
それを自覚していたいな。いつも。
この曲が歌ってくれているみたいに。
それを自覚するかしないかで、大きく変わると思う。いろいろと。
それを自覚するとき、きっと自分を抱きしめることができる。自分を大切にすることができる。まわりの世界を大切にすることができる。
出会いと別れはセット。
生と死は表裏一体。
その自覚と覚悟でもって、生きていきたい。
そのほうがきっと後悔がないし、美しく人生が輝くと思うから。
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