2023.07.21 13:19宝物昨日、気づけた。宝物の存在。この2カ月、迷子になってた。迷路のなかにいるようだった。それは、その宝物を手放してしまったからだって、昨日ようやく気づけた。それは、子供のころ、手にしたおもちゃのようで、なつかしいような、あたたかいような何か。もう、いらないって捨てようとしてた。でもそれがないと、迷子になるんだ。自分の現在地を見失うんだ。自分がだれか、忘れてしまうんだ。その「宝物」、忘れたほうが楽だと思ったのに。忘れると迷路に入り込んでしまう。まるで星を読むかのように、わたしはそれを頼りにして、ここまで歩いてきたんだ。迷路を抜けた私は、もといた場所にもどってきた。離れようとした、スタート地点に帰ってきた。捨てても、捨てても、消えてくれなかった。抱きしめると自...