BUMP OF CHICKENの新曲「I」。毎日何回も聴いてる。
久しぶりに音楽で胸を撃ち抜かれた。
私も曲をかく人間だから、この曲が単なる空想や小手先でかかれたものではないとよくわかる。
自分の存在の根源に迫る。そんな曲。この曲が放つ神聖なエネルギー。
藤くんの魂のすべてが込められているような曲。
「命の神殿」という言葉が浮かんだ。ーそこに君がいる。始まりからずっと君がいる。
ぼくのなかにいる。今、いっしょにいなくても呼び合っている。
存在をわかちあった誰か。
「伝えなくては」
「一度だけでいい。本当の本当が見たいよ」
「鮮やかに脈打つ記憶でつくられた始まりの声」
「やっとみつけた。ここまで来た。もう触れるよ」
「あきらめを許さない呪い」
「痛みに血を巡らせる。その意味を知りたがるように」
「鼓動の答え合わせができる」
「勇気のぜんぶで君と生きる」
「ぼくも生きる。きみと生きる。そのためにいる」
君がぼくの存在理由のすべて。
「本当の本当」をつかむには君が必要。
藤くんが繰り返し、繰り返し歌ってきたこと。
でもこんなにダイレクトに、力強く歌ってくれたのは初めてかもしれない。
今までの藤くんの曲たちの先にこの曲がある。そう思うと深く感動した。
こんなにピュアな感情を音にできるなんて。
藤くんの聖域に触れたような気になった。
「始まりの曲」だと思う。
新たな始まりを高らかに謳う曲。
アルバム「Iris」はどこか、ひとつの物語が終わった感のある作品だった。
物語が終わって「帰り道」を歩くーそういう曲が多かったと思う。
素晴らしい作品だけど、少し「夕暮れ」が滲むような感があった。
藤くんも歳を重ねたんだなってしみじみ思った。
音より「言葉」にウエイトが高いアルバムだったと思う。
でも「I」は、それを覆してくれた。とても感覚的な作品。
感覚がそのまま音になっているかのよう。
どこか殻を破って息を吹き返したかのような藤くんがそこにいる。
彼のなかで「新しい物語」が始まったのかなぁ・・
少年のように世界をみつめる藤くん。
その瑞々しい感性に感服する。
「命の神殿」にたどり着いた。
そこにはやっぱり「君」がいた。
君と生きる「ぼく」がいた。
そこで「鼓動の答え合わせ」をするー
つまりは生きる意味を知る。命の意味を知る。
「I」ー「自分」を知る。
あぁ・・音楽でしか表現できないことだなぁ。。
ため息がでるほどに、すごい曲。
藤くんの命の集大成。
今までの曲がりくねった道の向こうで鳴っている曲。夜の向こうで響く曲。
「ああでもない。こうでもない」って迷いに迷って、また「始まり」にもどってきた。
「始まりの二人」がそこにちゃんといた。
全細胞に君がいる。
その感動。その達成感。「勝利の調べ」が鳴り響く。
彼の命のなかで。
そんなことを感じながら大切に聴いています。
ありがとう💙
You are genuine.
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