黄金の空

今日の秋の夕暮れ。美しかった。荘厳だった。

秋の夕暮れが一年で一番、美しいと思う。

光が黄金なんだよね。

以前、勤めていた職場の駐車場から空がよく見えて、

この時期、毎日空が黄金に光るのを眺めていた。

そして秋には、雲も複雑に棚引く。

秋らしい空になって、なんだかほっとした。

ちゃんと季節は巡っている。この気候変動のなかでも。


「君といっしょに見たい 黄金の空を 満天の星たちを

巡って 離れて また出会っていこう」


私の曲「ピース」の歌詞。

この曲はちょうどこの時期にかいたんだよね。毎日、黄金の空を見上げている秋に。

「満天の星」も高校のとき、ベランダからよく眺めていた。

自然が美しい場所で育って、本当によかったと思う。そのことをいつも感謝している。

自然を眺めてインスパイアされることがよくある。折々の季節に自然はたくさんのメッセージをくれる。それで曲が生まれたりする。


「もう一生に一回しか会えないかもしれない」っていう奇跡のような空に、私は何度か出会ってきた。私は息をのむようにしてその空を見上げた。

自然のくれる神秘的な奇跡。もう畏敬の念を抱くしかない。


子供のころ、おじいちゃんが住んでる山へよく遊びに行った。

そこで目にした「一面緑の原っぱ」

それが私の原風景なんだよね。私の記憶の一番奥にある風景。

優しい陽ざし。萌える緑。あたたかい太陽。

その風景が、私を私たらしめる何かであることは間違いない。


「星座のように ぼくらをつなごう 優しく描こう 心の星空

泣きたくなったら泣いてもいいよ 君を想ってずっと待ってるよ」


私がかいた「星座のように」っていう曲の歌詞。

こういう優しい曲がかけるのは、おじいちゃんの存在が大きいなぁって思う。

この曲をかいたのは、ちょうど「ふたご座流星群」をおじいちゃんの家で眺めた頃。

肉眼でもはっきりと、いくつも星が流れるのを見ることができた。そんな経験は今まで一度だけ。

山ではたくさんの星座も目にすることができた。

「私は宇宙を見上げている」

そうつぶやきながら、満天の星空を一生懸命、見上げてみつめた。

そういう経験が私の核となっている。だから私は強い。と思う。


今気づいたけど、おじいちゃんのおかげでたくさん泣けたなぁ。。

「泣きたくなったら泣いてもいい」環境をおじいちゃんがくれた。

私、すごいおじいちゃん子だったんだよね。おじいちゃんは、あんまり世にいないような人格者だった。尊敬できる大人だった。大好きだった。

いっぱい甘えて、いっぱい泣いて・・・それがきっと私という人間の大きな強みなんだろなぁって思う。


「ありのまま」愛してくれた。だから私は「愛」が何なのかちゃんと知ってる。

だから私は表面的な愛に興味がない。

たぶん、恋愛向いてない(笑)

恋のかけひきとかぜんぜん無理(笑)

もう見抜いちゃうもんね。相手がちゃんとこっちを向いてるのか。

もうちょっとだまされて、もっと恋愛すればよかったかなぁw

でもだまされる才能ないんだよね。おじいちゃんのせいだ!笑

嘘みたいなゲームを楽しみたいとも思わないから、無理かな。

私が欲しいのは「本当のこと」だけ。

「本当のこと」だけが起こる人生であってほしいって願ってる。

今のところ、そういう人生を歩めていると思う。


そっかー・・おじいちゃんのせいだったんだね。なんか今、納得した。

あんなにあったかく愛されて・・

「本物」しかいらないよね。嘘みたいな愛にすがれないよね。


何か自分のルーツがひとつみえた気がする。

「本物の愛しかいらない」

その代償が「独りであること」だとしても、私はそれでいい。それがいい。


だから

so far, so good💙

おじいちゃん、ありがとう💙


「ピース」も「星座のように」もストリーミングで配信中です✨

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リリカ エメラルド

Lylica Emerald シンガーソングライター Lylicaのオフィシャルサイトです ブログ→https://ameblo.jp/cocoania twitter(X)→@Lylica_Emerald instagram→lylica_emerald