one man army

「夢を与える人間は誰より痛みを知ってる。

夢を与える人間は誰より孤独を知ってる。」


今聴いてたSUPER BEAVERの「ILP」っていう曲の歌詞。

深い。すごく深い。

それは10代のころ私が感じていたこと。

私は人より悩み深い人間だと自分で思っていた。

「なぜ生きるのか。死とは何か。恋愛って何なのか・・いつから自分は自分なのか」

いちいちいろんなことで悩んで、なんでみんなみたいにHAPPYに生きられないんだろう・・・と本気で悩んでいた。

でも私の好きなアーティストたちは私よりもっと深くいろいろと悩んでいた。

「ああ、私だけじゃない。上には上がいる」と10代の私は胸をなでおろした。

「まるで私のために悩んでくれてるみたいだ」と感じていた。


そうだよ。「アート」という夢を与えてくれる人たちはだれより悩んでいる。

この曲にあるように、誰より孤独を知ってる。痛みを知ってる。

そしてそれを魔法使いのように芸術に昇華して、みんなを救ってくれる。

暗い闇から宝石を取り出す魔法。それがアートだと思う。


Jason Mrazの曲に

「How old is your soul?」という歌詞がある。

「あなたの魂の年齢は何才?」

すごく好きな歌詞。

魂に年齢があるという発想が好き。

痛みを知る人ほど、孤独を知る人ほど、悩みを知る人ほど、

魂は深まっていく。それがきっとアーティストと呼ばれる人たちで、魂の年齢が高い人たちなのだと思う。


悩みのない人生は楽かもしれない。でもきっと得るものは少ない。

きっと魂は幼い。薄っぺらい。

悩みがあるから魂は深まる。成熟へと向かう。

ちゃんと生きてたら、悩みだらけなんだよ。

悩んでるほうがまっとうで普通。


悩みから逃げて逃げて、楽な道を探して、考えるのをやめて・・・

きっと待ってるのは「行き止まり」だよ。

「行き止まり」の標識を無視して無視して、走れるところまでブレーキをかけずにアクセルを踏み続ける。

それが今、私たちが生きる「現代文明」な気がする。

いつまで経ったらこの大きな車は止まってくれるのだろう。

「とまれ」の標識で世界はあふれているのに・・


ブレーキを踏むのはだれ?

踏んでいる人たちがバタバタと倒されていく。

力の支配。

経済への信仰。

欲望という名の暴力。

もういいよって毎日思ってる。


でも私は考えることをやめない。思考停止に陥ったりしない。

悩むことが正解だってもう気づいてしまったから。

今は10代のころの自分を全肯定できるよ。

私より悩んで考えている人がたくさんいる。まだ希望はある。


若者には悩んでほしい。そして大人がくれない答えを自分で探してほしい。

みつけてほしい。

そうする価値がある世界であってほしい。

そうする価値がある世界だってことを伝えたい。


だから前を向くよ。「one man army」として。

「独りの軍隊」っていう意味。

私の好きなジョン・メーヤーの歌の歌詞。

独りでも戦うって彼は歌う。彼もすごく深い魂の持ち主だと思う。


私もこの世界の仲間であり続けるよ。勇気をもって。

私をここまで導いてくれたアーティストたちのように✨

「あきらめない」人たちの列に連なりたい。

あなたがこの世界を見捨てた瞬間に、美しいものがこの世からひとつ消えることを知っているから。

自分のなかの美しいものを守れるのは、あなただけだから。

Please be one man army✨



リリカ エメラルド

Lylica Emerald シンガーソングライター Lylicaのオフィシャルサイトです ブログ→https://ameblo.jp/cocoania twitter(X)→@Lylica_Emerald instagram→lylica_emerald