この前テレビで「イチョウの葉が見ごろです」って言ってたのを聞いて、
近所の公園へ歩いて行った。
イチョウはすでに散っていた。ほとんど葉は残ってなかった。
「間抜けだな」と思った。
時間というより心にゆとりがなかったんだと思う。
イチョウの見ごろの時期はうすうす感じていた。
でも見にいこうとはしなかった。
そして散ったイチョウの木を少し寂しい気持ちで眺めた。
こういうこと他にもしてないかなって心配になった。
「今、見るべきもの」
「今、するべきこと」
それを知らない間に通り過ぎているかもしれないって思った。
そして無くなった後に気づくんだ。
「ああ、あのときが時だった」って。
時を逃さずに生きたい。
この瞬間に見るべきもの、思うべきこと、するべきこと・・・
それがわかる状態でいたい。
心に余裕がなくて後からわかる、なんてことにならないように。
散ったイチョウを見上げるなんてことがないように。
でも後悔はあとから来るんだよね。。
SUPER BEAVERの歌詞みたいだと思った。
そういう歌詞、多いよね。
今「愛する」と「27」っていうアルバムを聴いてて思った。
「結果論」っていう曲なんてまさにそう。
「予測できなかった今日を予測するしかなかった昨日」
そうだよ。予測できたなら、誰も後悔なんてしない。
イチョウの葉のことはとても小さなこと。
でも私は「今」をどれだけつかめているのだろうって思った。
20代と変わらないような感覚で日々を過ごしている。
まだまだ未来は絶え間なく続いていく・・そう感じながら生きている。
でも「ゴール」は確実に近づいている。
「いつか」はわからない。でも確実に私という人間がいつかいなくなる。
実はそのこと自体はあまり怖くない。
怖いのはそれに気づかないで、「見るべきもの」を逃してしまうこと。
「するべきこと」をしないで過ごしてしまうこと。
つかむべき未来があるとするなら、ちゃんとそれをつかみたい。
ちゃんとそれに向かって歩きたい。
そう思います。
SUPER BEAVERの歌詞に
「すべてに意味があるって今すぐ教えてくれ」
みたいな歌詞がるけど、ドキッとした。
いつ自分がなくなるかわからないーという厳粛な事実。
だから「今すぐ」知りたい。
明日があるかなんて本当のことをいうと誰にもわからないから。
「すべてに意味がある」
いろんなアートがそう訴える。
私もそう思う。
そのことがわかりたいって思う。
この瞬間に。今。
「今を大切に」ってよく言うけど、それは
「時を逃さないように」ってことかもしれない。
私はイチョウを見る時を逃した。
「間抜け」だと感じた。
死ぬとき、走馬灯のなかでそうは思いたくないな。
SUPER BEAVERの歌詞を真剣に聴いていると
少し哲学してしまうね笑。
人生において大事なことは何なのかをまっすぐ真摯に訴えてくれる。
貴重なバンド。これからもよろしく💙
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