こどもはわかっている

金曜日。美味しいお酒が飲めた。

労働に感謝だね笑。労働は尊い。働くことに人生の醍醐味がある。

そう思えた一週間だった。なぜだかすごくポジティブに過ごせた。

季節が変わって気持ちを後押ししてくれたのかな・・


「こどもたちだけが、何をさがしているか、わかってるんだよ」

サン・テグジュペリの「星の王子様」の一節。

そうだよ。子供は鋭いよ。大人にはない感覚で世界をみている。


以前、どこかで読んだ。

子供たちに今の世界について尋ねると、

「世界には白い場所と真っ黒な場所がある。そして真っ黒な場所が

どんどん広がってるんだ」って答えたという。

子供の感性ってすごいね。真っ黒な場所・・確かに広がってる。

怖いくらいに。考えたくないくらいに。


「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」

これも「星の王子様」の一節。

「星の王子様」を読んだのはだいぶ前だけど、号泣したのを覚えている。


子供のころの心を持ち続ける。それはきっととても素敵なこと。

だけど、この世界はそんな心を踏みつけていくんだ。

「バカじゃないの?」って。


大人になることは夢を失うことなんだろうか・・

「おかしいよ。みんなとちがうよ。みんなと同じようにしなよ」

そんなメッセージであふれた世界。

子供のころの天真爛漫な個性はそうして消されていく。


私が子供が好きなのはそういう理由。

まだこの世界に矯正されていない、枠にはめられていない個性をはなっている。

子供のほうが気があう、というか・・感性があう、というか。


私たちはすごく住みにくい世界にいる。

欲望とか自己保身とかエゴとか利益とか生産性とか・・

一番大切なものがないがしろにされているかのような世界。


一番大切なもの・・ひとことで言うと「命」だよ。

命を大切にしないから、すべての思考が狂っていく。

そんな気がします。


子供のころ、単純にこの世界を知りたいと思っていた。

この世界と自分とをつなげたいって思っていた。

純粋な好奇心で、この世界をみつめていた。


子供たちのそういう心がどうか踏みにじられませんように。

そういう心を守るだれかがいますように。


そういうアートがこの世界にあふれていますように。

そして子供たちがアクセスできますように。


アートは私を守ってくれる盾であり、鎧だった。

アートでもって武装して、この世界と戦ってきたといっても

過言ではないかもしれない。自分を守るために。


「あなたの代わりはいくらでもいるよ」

という大人の歪んだメッセージに対して

「私は私だ。他のだれとも替えのきかない、宇宙でたった一人の

尊い存在だ!」

と高らかに拳をあげて宣言する。

それが私にとってのアートだった。


その流れを絶やさないように、今日も自分の心を守って。

それはいつかきっとだれかの光となるから。


It's a message for you・・by a little fighter.




リリカ エメラルド

Lylica Emerald シンガーソングライター Lylicaのオフィシャルサイトです ブログ→https://ameblo.jp/cocoania twitter(X)→@Lylica_Emerald instagram→lylica_emerald