ひとりで海外

先日、SUPER BEAVERの渋谷さんが独りで海外旅行したという話を聞いた。

「ひとりで海外ってすごいなぁ。」って思ったんだけど、

私にもひとりで海外に行った経験があることを思いだした。


高校生のとき。高2の秋くらいから進路について悩み始めた。

進路に関する書籍を読みあさって、悩みまくった。

胃が痛くなるくらい悩んで、実際に一度本当に胃がきりきり痛んだ。


で、最終的にたどり着いたのが留学。

なんで留学したいと思ったかというと、まず英語がちゃんと話せるように

なりたかった。そして単純に冒険したかった。好奇心があった。

日本でない世界がどんなものか見てみたかった。


ぶじイギリスの大学に合格して高校を卒業。単身、イギリスへ。

英語はそのころから、まあまあ話せたのでひとりで何もかも用意して

渡航するのに特に問題はなかった。逆に言うと、英語ができないと

ひとりで海外に行くのはかなり大変。トランジットでも英語で書かれた

看板を頼りに一人、広い空港を歩いた。


でも飛行機のなかでずっと、しくしく泣いた。

不安と申し訳なさで・・

両親は心配そうに空港で見送ってくれた。

おじいちゃん、おばあちゃんは出発の朝、家まで来てくれて

別れ際、二人とも泣いてた。

「もしかして大変なことをしているのかな」って涙が止まらなかった。


で、実際すごく大変だった。思ってたより3倍くらい大変だった。

初めての一人暮らし。初めての海外生活。

なべを買ったり、シャンプーを買ったり、料理したり・・・

ホームシックにもかかった。生まれて初めての深い孤独感を味わった。


でも人間的に鍛えられた。私という人間の基礎がこの頃つくられたといっても

いいのかもしれない。

あと英語でエッセイを書きまくって、頭よくなったよね。

「思考する」ということを、この時期に学んだ。

自分で考え、道筋を立てて、自分なりのロジックを組み立てる、

みたいな作業を繰り返しやったことで、考える力が身についた。

日本の暗記教育では得られなかったこと。


「冒険」もできた。でも思い描いてた夢みたいな留学生活とは

ほど遠かった。それが現実だよね。

日本にはない包容力と出会った。自由、個性を尊重する文化と出会った。

でも日本にはないたくさんの問題にも出会った。


ひとつの国とある国を比較することはできないことを学んだ。

それは例えるならりんごとバナナを比較するようなもの。

好き嫌いは人それぞれ。

長所も短所も違う。

それぞれ害虫も違えば、収穫時期も異なる。

かかる病気も違う。

「バナナのほうがいい」「りんごのほうがいい」

そんな集約的な、みんなが納得できるような判断はだれにもできない。


渋谷さんは苦労して成長したくて、ひとり海外へ行ったという。

「苦労は買ってでもしろ」は名言だよね。

苦労があるから人間が磨かれる。いろんなありがたみがわかる。

だから、行ってよかったよ。海外。

日本を見る視点がちょっと変わったかもね。

でも大変だよ。

だから行きたい人は、本当に入念に調べて準備することをおすすめします🌟

ホームシックにかかったら、まじで耐えるしかないので覚悟を。

あと好きな本とかまんがを持っていくことをおすすめします。

日本語に癒されます✨☺✨



リリカ エメラルド

Lylica Emerald シンガーソングライター Lylicaのオフィシャルサイトです ブログ→https://ameblo.jp/cocoania twitter(X)→@Lylica_Emerald instagram→lylica_emerald