自由って何なんだろね。
大人と子供。どっちが自由かって言われたら私は即答できない。
大人はいろいろ自由だ。お酒を飲んだり、好きな服を着たり、部屋も
自分の好みの家具を置いて、好きな色のカーテンにしたり。
子供にはできないことをできる。
でも子供は子供で大人にはない自由をもっている。
私は子供のころ、自分のことを不自由だとは思ってなかった。
むしろ「大人って不自由だな」って思ってた。
いろいろと忙しくて、あくせく働いて大変だなって思ってた。
「大人になりたい」とはぜんぜん思ってなかった。
「大人なんてつまんない」って思ってた。
「子供であること」を楽しんでいる子供だったと思う。
子供のころの世界って牧歌的でどこか絵本のような世界だよね。
動物のことを本気で友達と思ったり、大人になったらお姫様に
なれるんじゃないかって思ったり。
子供は大人とは違う時間軸、物語のなかで生きている。
まだ固い「現実」に縛られない世界で生きている。
無限の想像力のなかで、ピーターパンのような世界を生きている。
子供のころ、自由だったなって思う。
そしてそういう子供の世界を守るのが大人の役割。
大人には背負うものがある。歳を重ねるごとに、それが増えていく気がする。
これ書いてて思った。
やっぱり子供のほうが自由。
こんな風に自分以外のものをいろいろと背負うことになるとは
子供のころは想像もつかなかった。
でも背負うものがない人は自由なように見えて、不自由だよね。
「自分」だけで幸せになろうとする人が自由とは思えない。
「自分」だけを大事にする生き方。そんなものが幸せなはずない。
他者との関係のなかでしか、人は幸せを獲得できないって思う。
自分と他者の境界がまだあいまいだった子供時代。
子供は大人が忘れていく幸せのなかにいるのかもしれない。
そういう幸せを忘れない大人でいたいな。
子供のころの感覚。
「みんないっしょ」「みんなともだち」
そういう優しい感覚を忘れないでいたい。
純粋に「みんないっしょ」の「小さな世界」で生きている子供たち。
「隔たり」ばかりをつくる大人とぜんぜん違うね。
大人は分断してばかり。
子供たちがこの世界を守ってくれている気がする。
子供の世界を大切にすれば、大人の世界も優しくなるんじゃないかな🌷
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